日本政府観光局(JNTO)が5月20日に発表した推計によると、2026年4月の訪日外客数は369万2,200人で、前年同月比5.5%減となったものの、2026年の単月として最高を記録。2年連続で4月までの累計が1,400万人を超えた。イースター休暇の期ずれにより欧州を中心とした需要が3月下旬〜4月上旬に分散した影響で前年比マイナスとなったが、桜シーズンへの需要を追い風に、韓国・ベトナム・米国などでは訪日客が増加。韓国・台湾・ベトナム・フランスなど9市場で4月として過去最高を記録し、うちフランスは単月過去最高を更新した。
前年比マイナスは今年初めてだが、原因はイースターの「期ずれ」という暦要因であり、構造的な失速とは見方が異なる。369万人という絶対数は過去の同月比で高水準にあり、累計1,400万人突破も2年連続。数字の「文脈」を読まないと、マイナスだけが一人歩きするリスクがある月といえる。

